●弦を買うときの注意点!…ウクレレのサイズによって弦の長さが違います
弦とは…ペグからブリッジにかけて張られた糸で、ナイロンやフロロカーボンなどでできています。フロロカーボンは釣り糸と同じ素材で、耐久性に富み、高音の艶やかな色が特徴だそうです。
ナイルガットは、動物の腸(ガット)を素材としています。
弦の長さ、太さ、張りの強さによって、音の高さ(音程)が変わります。弦のメーカー・種類は多数あります。弦の材質・太さなどによって音が異なりますし弾きやすさも違うので、楽器屋さんで相談してみるのも良いかもしれません。弦は消耗品なので切れたり裂けたりする前に良いタイミングで交換しましょう。毎日弾いている人は6か月程度で交換するようです。(切れる前によく見てみると毛羽だってきたりするようです)
ご自分のウクレレがソプラノでも、ロングネックタイプのウクレレだと、ソプラノより長いコンサート用の弦が必要です。
コンサートウクレレのロングネックの場合は、コンサート用の弦は長いのでロングネックにも対応しているようです。
テナー用の弦は、ナイロン弦ならば3弦がアルミニウムの巻き弦なので、ソプラノやコンサートとは全く違う音になりますね。コンサートのロングネックだからといってテナーの弦を張ると、テンションや迫力は出るかもしれませんが、コンサートらしい音からは外れてしまうかもしれません。
たいていの弦は、ソプラノとコンサートの両方に使えるものが多いですが、買った時に張ってあることの多い、白っぽいアクイーラ弦はソプラノとコンサートは別々に売っていますのでご注意くださいね。
また、別に弦が痛んでいなくても、弦によって弾きやすさや音質が全然違うので、ちょっとフロロカーボンに変えてみようかな。と気軽に変えてみてもいいんじゃないかな?弦を変えると音も全然変わるので、自分がどんな音が好きなのか…自分の好きな音を探してみませんか?
ちなみに私は今5本のウクレレを持っていますが、買ったときのままの弦はもう1本もありません。
最近ハマっているのが、マーティンとアクイーラの共同開発による新しいウクレレ弦「グラファイトグレイポリガット弦」です。山野楽器の店員さんに勧められたのですが、これが超キレイな音で、弦も細めでアクイーラが作ったとは思えないほど押さえにくくないのです~アクイーラの音とは全く違いますが、ポロンポロンとクリアで軽やかな音で伸びも良く、明るい音が好きな方には好まれると思います♪
<弦の種類>大きく分けて下の3種類の素材の弦が有名です。
1.ナイロン素材
2.フロロカーボン素材
3.ナイルガット素材
4.グラファイトグレイ
|
フロロカーボン | ナイルガット | ||
音質 | やわらかな音質 |
クリアで高音が艶やかな 音色 |
よく鳴る大サウンド | |
押さえやすさ |
柔らかく 押さえやすい |
細くて 押さえやすい |
太めで 押さえにくい |
|
価格 | 安い(600円~) | 高め(1000円~) | 高め(1000円~) | |
備考 |
お手頃な価格で使い やすいので初心者向け |
万人向け・プロも愛用 |
音に深みとパワーが ある。 中・上級者向け |
▲ghs ブラックナイロン素材
ナイロンでもブラックは低音がハッキリ
▲ワース フロロカーボン
はっきりしたシャリシャリ
した音色
▲アクィーラ ナイルガット
深みとパワーを感じる音
▲グラファイトグレイ
ポリガット弦
高音フレットでの伸びが素晴らしい
●弦を張り替えてみようかな…と思った方は、がんばって自分で弦を張る…というのはいかが?
私も自分で弦を張るなんてムリムリ…ウクレレ壊しちゃいそう~と思っていましたが、山野楽器で弦交換をお願いしたら、目の前でやり方を教えてくれながら交換してくれました。何となくできるかも…という気になって、安い弦を買ってきて古いウクレレの弦を張り替えてみました。そこでまたブリッジには2種類あるんだ~ということも知って、勉強になりました!
自分で弦を張り替えてみようか…と思う方は「自分で弦を張ってみる?」のページへどうぞ♪