ウクレレの弾き方には、歌の伴奏をする「コード」と主旋律を弾く「メロディ」があります。
コードとは和音のことで、複数の音をいっぺんにジャラーンと鳴らします。歌の伴奏などはこのコードで演奏します。
メロディは主旋律を弾くもので、主にソロ演奏などで演奏します。
最初は毎日、指の訓練だと思って最低限練習したいコードの代表「3コード」とメロディの代表「ドレミ」の練習。この2つの練習だけは毎日5分でも続けていくように努力してね。
では、毎日の指の運動~Step1、3コードの押さえ方からいきましょう。
●毎日やりましょ。指の運動~3コード~C・F・G7
※左手 ①=人差し指 ②=中指 ③=薬指
<コードの押さえ方>
●まずは左手の弦の押さえ方です。
●右手は、親指の腹で4弦から1弦までを上から下へ一気にジャラーンと弾きましょう。
これをダウンストロークといいます。何回も練習して、きれいな音でCコードが弾けるようになりましょう。
●Cの音が出るようになったら、次はFとG7を弾いてみましょう
Cは押さえるのが1か所でしたが、Fは2か所、G7は3か所になりますから、ちょっと難しいですよ。
●Fは、「人差し指」で2弦の1フレット
「中指」で4弦の2フレットを押さえます。
●Gは、「人差し指」で2弦の1フレット(Fと同じ)
「中指」で3弦の2フレット
「薬指」で1弦の2フレットを押さえます。
<まとめ>コード表の読み方…下図のように、コード表には弦とフレットが示され、数字は左手で押さえる指となっています。
コードの基本中の基本、C・F・G7を繰り返し練習しましょう。
●毎日やりましょ。指の運動~ドレミ
やっぱりドレミは基本。スムーズに弾けるように毎日練習しましょうね。
●ドレミ…は、メロディを弾く一歩です。メロディはTAB譜という楽譜を読んで弾いていきます。
ウクレレの楽譜には、メロディを五線譜で書いてあるもの以外に、TAB譜で書いてあるものもあります。通常五線譜の下にTAB譜が付いているものが多いです。練習用の曲にはTAB譜だけのものも多くあります。
TAB譜とは、音を出すために押さえる左手の指の場所を、ウクレレの弦とフレットの指定で表すもので、楽譜を読むのがあまり得意じゃないという人にはとても便利です。
五線譜とTAB譜の一番大きな違いは「横線」が表す意味です。五線譜では、横線は「音の高さ」を表しますが、
TAB譜の横線は「弦」を表します。
左はド・レ・ミの五線譜ですね。
つまり……
という風になります。
●ド・レ・ミの音が出ましたか?繰り返し練習してね。最初はゆっくりと、しっかりと音が出るように、そしてだんだんと早く弾けるように、左手を見なくても弾けるように、ド・レ・ミだけを繰り返し練習します。
ド・レ・ミ・レ・ド・レ・ミ・レ・ド……………
●ド・レ・ミが左手を見なくてもできるようになったら、次の「毎日の指の運動~Step2」にいきましょう。